20210503

「死のうと思っていた。

 ことしの正月、よそから着物を一反もらった。

 お年玉としてである。着物の布地は麻であった。

 鼠色のこまかいが織りこめられていた。

 これは夏に着る着物であろう。 夏まで生きていようと思った。」

 

夏着物の仕立てをお願いしました。

6月に出来上がります。夏まで生きていようと思った。